時代をまとう女性たち

　昭和館で「時代をまとう女性たち」展が開催されている。

「ファッションは時代を映す鏡」という表現があるように、服装は時代の移り変わりと密接に関係している。昭和の激しい社会変化も例外なく、和装から洋装へ、家庭裁縫から既製服へと服装のあり方は変化した。とくに女性の服装は大きく影響している。
　
　本展では、戦時中の女性たちが手持ちの着物を仕立てなおした「もんぺ」や、戦後に田中千代がデザインしたクリスチャン・ディオールのHラインスーツなどを展示し、日本の女性たちのファッションの移り変わりが紹介されている。