Echo こだま返る風景

　東京都渋谷公園通りギャラリーは、企画展「アール・ブリュット ゼン＆ナウVol.2 『Echo こだま返る風景』」を開催。2021年の「アール・ブリュット ゼン＆ナウ 2021 『レターズ ゆいほどける文字たち』」に続く第2弾となる。

「アール・ブリュット ゼン＆ナウ」は、国内外のアール・ブリュットの動向において、長く活躍を続ける作家と、近年発表の場を広げつつある作家を、様々な角度から紹介する展覧会シリーズ。今回は「Echo こだま返る風景」をタイトルとして、建物や家が立ちならぶ街の風景を、独自のまなざしで再構築する作家たちを紹介する。

　出展作家は、磯野貴之、古久保憲満、後藤拓也、佐藤慶吾、辻勇二、横溝さやか。6人の作家それぞれがまなざしてきた風景は、現実と想像の、近景と遠景の、自己と他者の、こちらとあちらとのあいだを反響し合うこだまのように、人知れず広がり続けている。本展が、鑑賞者それぞれとこだまし、ときに騒めき、ときに静かに共鳴する特別な風景との出会いになればとしている。