EXHIBITIONS

イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき

Photo: Anton Sucksdorff

アルヴァ・アアルト アアルト ベース 1936 © Design Museum Finland, Photo: Johnny Korkman

《i-ライン》の広告イメージ 1956 © Design Museum Finland, Photo: Pietinen

ティモ・サルパネヴァ マルセル 1993 © Design Museum Finland, Photo: Johnny Korkman

イッタラの色ガラスのサンプル 2020 © Design Museum Finland, Photo: Johnny Korkman

オイバ・トイッカによる《バード バイ トイッカ》コレクション © Iittala

Photo: Anton Sucksdorff

アアルト ベースの制作風景 © Iittala

 Bunkamura ザ・ミュージアムで、「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき」が開催される。北欧デザインのパイオニア、フィンランドのライフスタイルブランド「イッタラ」の創立140周年を記念した展覧会。

 フィンランドを代表するライフスタイルブランド、イッタラは、1881年にフィンランド南部のイッタラ村に設立されたガラス工場からスタートした。

 同ブランドは、アルヴァ・アアルトやカイ・フランクらフィンランドデザインの発展を牽引した建築家やデザイナーとともに歩み、美しさと機能性をすべての人へ提供するという思想のもと送り出してきたプロダクトは、いまなお世界中で愛され続けている。

 今回の展覧会は、ヘルシンキのフィンランド・デザイン・ミュージアムで2021年に開催された企画展をもとに再構成した日本展として、イッタラと日本の関係に焦点を当てた章を加えて展開される。

 出品作は、イッタラの歩みを象徴する20世紀半ばのクラシックデザインのガラスを中心に、陶器や磁器、映像やインスタレーションを交えた約450点。アイノとアルヴァのアアルト夫妻やカイ・フランク、オイバ・トイッカなどフィンランドを代表するデザイナーたちによる、革新性に富むガラスや磁器のテーブルウェアやオブジェ、資料を通して、イッタラの歴史と技術、デザインの美学に迫る。