EXHIBITIONS

縄文―JOMON―展

2022.09.10 - 11.06

深鉢形土器(水煙文土器) 重要文化財
釈迦堂遺跡博物館蔵(展示期間:10月12日~23日)

土偶(円錐形土偶) 鋳物師屋遺跡 重要文化財
南アルプス市教育委員会蔵(展示期間:9月10日~10月10日)※10月12日~レプリカ展示

土偶(仮面土偶) 後田遺跡 韮崎市教育委員会蔵

深鉢形土器 殿林遺跡 山梨県立考古博物館蔵 重要文化財

深鉢形土器 天神堂遺跡 甲州市教育委員会蔵

深鉢形土器(人体文土器)[山梨県立考古博物館蔵]展開写真

深鉢形土器(渦巻文土器)[笛吹市教育委員会蔵]展開写真

 山梨県立美術館で「縄文―JOMON―展」が開催。本展では山梨県立考古博物館をはじめ、県内各所で所蔵されている代表的な土器や土偶を一挙に紹介する。

 全国有数の縄文文化が発展した「縄文王国」として知られる山梨県。県内にある遺跡から発掘される土器や土偶の多くが優れた造形美を持っている。

 本展では、美術的視点から土器や土偶に注目。県内有数の土器・土偶60点と、写真家・小川忠博によって撮影された新しい視点による全国の縄文遺物写真や展開写真とをコラボレーションさせることで、縄文文化の美術的価値を改めて知る機会とする。

 展示は全4章で構成。 「プロローグ THE “JOMON“」では、1万年以上も続いた縄文時代における土器の変遷を典型的な作品でたどるとともに、優れた石器や骨角器などの出土品も写真で紹介し、続く「第1章 KAWAII」では土偶の名品の数々と、愛くるしい人面装飾付土器など、全国各地の個性的な土偶を写真で特集する。

「第2章 UTSUKUSHII」では、形態や文様に美しさを見出す土器を展示し、「第3章 KAKKOII」では、格好良さが全面に表れている土器の実物と名品の写真を紹介。そして「エピローグ 展開された”JOMON“」では、実物の周りを展開写真でめぐらすことで、新たな縄文土器の魅力にふれる。