ARTISTS
野村仁
Hitoshi Nomura
野村仁は1945年兵庫県生まれ。京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)専攻科彫刻専攻修了。69年の京都市立美術大学専攻科修了制作で《Tardiology》を発表。重力と時間により巨大な段ボールが崩壊していく様子をカメラでとらえて以降、写真を主要な制作手法として時間の経過、重力、物体の運動、宇宙の起源や秩序、生命を知覚できるかたちに変換した作品を手がけてきた。
これまでの作品に、常温で昇華するドライアイスを屋外で移動させ、変化する重量と時間を記録しながら固定カメラで撮影した《Dryice》(1969)や、5本の線を写し込んだフィルムで月を撮影し、手ぶれにより5本の線上を上下する月の様子を音符に見立てて音楽を奏でる《‘moon’ score》(1975〜)、北緯35度の地で撮影した太陽運行の光跡を1年分つなぎ「時間の環」の発見へと至る《北緯35度の太陽》(1982〜)などがある。
主な個展に「野村 仁―生命の起源:宇宙・太陽・DNA」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2000)、「野村仁―移行/反復」(豊田市美術館、2001)、「野村仁:変化する相-時・場・身体」(新国立美術館、東京、2009)。これまで参加した主な展覧会に「宇宙と芸術展」(森美術館、東京、2016〜17)、「態度が形になるとき―安齊重男による日本の70年代美術―」(国立国際美術館、大阪、2017)など。
これまでの作品に、常温で昇華するドライアイスを屋外で移動させ、変化する重量と時間を記録しながら固定カメラで撮影した《Dryice》(1969)や、5本の線を写し込んだフィルムで月を撮影し、手ぶれにより5本の線上を上下する月の様子を音符に見立てて音楽を奏でる《‘moon’ score》(1975〜)、北緯35度の地で撮影した太陽運行の光跡を1年分つなぎ「時間の環」の発見へと至る《北緯35度の太陽》(1982〜)などがある。
主な個展に「野村 仁―生命の起源:宇宙・太陽・DNA」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2000)、「野村仁―移行/反復」(豊田市美術館、2001)、「野村仁:変化する相-時・場・身体」(新国立美術館、東京、2009)。これまで参加した主な展覧会に「宇宙と芸術展」(森美術館、東京、2016〜17)、「態度が形になるとき―安齊重男による日本の70年代美術―」(国立国際美術館、大阪、2017)など。