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荻野僚介

Ryosuke Ogino

 荻野僚介は1970年埼玉県生まれ。明治大学政治経済学部政治学科を卒業後、現代美術の教育機関・Bゼミスクーリングシステムを修了し、現代美術を学ぶ。色彩や形態がせめぎ合う「瞬間」を最大限に表現するために、不必要な要素を極限まで削ぎ落とし、均質に塗られた色面による絵画作品を制作。作品に題名をつけることに積極的な意味を見出さず、《w1823×h804×d22》(2018)や《w1571×h771×d25》(2010)など多くの作品にはキャンバスのサイズがそのまま題名としてつけられている。主な個展に「project N 02」(東京オペラシティアートギャラリー、2000)、「春の絵画展」(TRAUMARIS|SPACE、2011)、「腕が当たったから窓を開けた」(Sprout Curation、東京、2012)「cannot see clearly」(gallery COEXIST TOKYO、2014)、「個点々」(switch point、東京、2015)、「ハロー」(Gallery&cafe see-saw、愛知、2016)、「(-ness)」(Maki Fine Arts、東京、2018)など。グループ展では「New Vision Saitama 4 静観するイメージ」(埼玉県立近代美術館、2011)、「ペインティングの現在—4人の平面作品から—」(川越市立美術館、2015)などに参加。