EXHIBITIONS
伊藤誠 荻野僚介 諏訪未知
heliotrope(ヘリオトロープ)
伊藤誠、荻野僚介、諏訪未知の3人による展覧会「heliotrope(ヘリオトロープ)」が、東京・小平市の照恩寺で開催される。
3人の作品を基点として測られ、把握されうる事象、それはいかなるものか、「3つで測る」ことを試みる本展覧会は、アートプロジェクトにも取り組んでいる照恩寺から展示の提案を受けた荻野が、伊藤と諏訪へ声をかけたことをきっかけに始まった。
3人が決めた展覧会名「heliotrope(ヘリオトロープ)」は、カール・フリードリヒ・ガウスが19世紀初頭に発明した測量器械からとったもの。この器械は目標点を示すために日光を反射させ信号とする、三角測量に用いられていた。また「ヘリオトロープ」はギリシャ語の「helios(太陽)」と「trope(向く)」を語源とし、同時に多年草の植物の名前でもある。青紫色の小さな花をつけることに派生し、視覚に関わる色の名前、さらには身体に訴える香りの名前だ。原理的な技術である「heliotrope」は、存在するものの複雑さをもってこの世界に現れることから、3人はこの語を展覧会名に冠した。
プラスチックや鉄などの身近なもの素材を使い、不思議な立体作品や空間をつくり上げる伊藤、「色彩」と「形態」の関係性を考察し絵画制作を行う荻野、そして絵画を描く行為を通して、現実の世界を読み解こうとする諏訪。世代が異なる作家たちが一堂に会し、「3つで測る」ことで、夏の寺に未知の地図が立ち現れる。
なお会期中の7月30日には本堂にて、O JUNをゲストに迎えたトークセッションも予定している(要予約)。
3人の作品を基点として測られ、把握されうる事象、それはいかなるものか、「3つで測る」ことを試みる本展覧会は、アートプロジェクトにも取り組んでいる照恩寺から展示の提案を受けた荻野が、伊藤と諏訪へ声をかけたことをきっかけに始まった。
3人が決めた展覧会名「heliotrope(ヘリオトロープ)」は、カール・フリードリヒ・ガウスが19世紀初頭に発明した測量器械からとったもの。この器械は目標点を示すために日光を反射させ信号とする、三角測量に用いられていた。また「ヘリオトロープ」はギリシャ語の「helios(太陽)」と「trope(向く)」を語源とし、同時に多年草の植物の名前でもある。青紫色の小さな花をつけることに派生し、視覚に関わる色の名前、さらには身体に訴える香りの名前だ。原理的な技術である「heliotrope」は、存在するものの複雑さをもってこの世界に現れることから、3人はこの語を展覧会名に冠した。
プラスチックや鉄などの身近なもの素材を使い、不思議な立体作品や空間をつくり上げる伊藤、「色彩」と「形態」の関係性を考察し絵画制作を行う荻野、そして絵画を描く行為を通して、現実の世界を読み解こうとする諏訪。世代が異なる作家たちが一堂に会し、「3つで測る」ことで、夏の寺に未知の地図が立ち現れる。
なお会期中の7月30日には本堂にて、O JUNをゲストに迎えたトークセッションも予定している(要予約)。