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マームとジプシーが川上未映子の詩を演劇に。全国10都市を巡るツアー開催

演劇作家・藤田貴大が主宰する演劇団体「マームとジプシー」の設立10周年記念ツアーの第2弾が決定。小説家・川上未映子との共作を、北海道や沖縄も含む全国10都市で上演する。

 今年設立10周年を迎えたのを機に、7月から9月にかけて、全国6都市で旧作を一挙上演する「10th Anniversary Tour」を行ったマームとジプシー。

 これに続くツアー第2弾として、小説家・川上未映子との共作を全国10都市で上演する「MUM&GYPSY 10th Anniversary Tour vol.2 みえるわ」が開催される。13年に初演を迎えて以降、ツアーや美術展への出展など多岐にわたる展開を経てきた本作が、今回また新しい作品として生まれ変わる。

 

 本作では、主に川上の詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』『水瓶』に収録されている7篇の詩を使用。そのうち2篇は藤田により1つの作品に編集され、全部で6つの演劇として発表される。出演は、これまで数多くのマームとジプシーの作品に参加してきた青柳いづみ。

 また、6つの作品の衣装は、ヒグチユウコ、ANREALAGE、suzuki takayuki、overlace、malamute、l i r o t oの計6組のクリエイターやファッションブランドがそれぞれ担当する。

 北海道や沖縄も含む全国10都市・11会場を巡る本ツアー。会場には、いわゆる「劇場」だけではなく、元キャバレーのライブハウスや、酒蔵、古い講堂なども選ばれている。公演の内容もすべて同じではなく、各会場に合わせて扱う詩のラインナップを変えながら上演される予定となっている。

 

編集部

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