写真に特化したSNSとして、現在世界で8億ものアクティブユーザー数を誇る「Instagram」が2017年にもっともシェアされた美術館のランキング「Most-Instagrammed museums of 2017」を発表した。
1位に輝いたのは、フランスを代表する美術館であるルーヴル美術館(パリ)。世界の年間入場者数ランキングでも常に上位に入る美術館なだけに、納得の結果と言えるだろう。また、同館は「Most-Instagrammed locations of 2017(もっともインスタグラムされたロケーション)」でも7位に入っている。
2位はルーヴル同様、世界でもっとも巨大な美術館のひとつである、メトロポリタン美術館(ニューヨーク、アメリカ)。今年はファッションデザイナー・川久保玲と「Comme des Garçons」(コム デ ギャルソン)に焦点を当てた展覧会「Rei Kawakubo / Comme des Garçons: Art of the In-Between」を開催し、日本でも大きな話題を集めた。
3位には現在、73年ぶりのファッション展覧会「Items: Is Fashion Modern?」展を行っているニューヨーク近代美術館(アメリカ)がランクイン。
なお4位以下は次のような結果となっている。
4位=ロサンゼルス・カウンティ美術館(ロサンゼルス、アメリカ)
5位=大英博物館(ロンドン、イギリス)
6位=アメリカ自然史博物館(ニュヨーク、アメリカ)
7位=ホイットニー美術館(ニューヨーク、アメリカ)
8位=ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン、イギリス)
9位=ロンドン自然史博物館(ロンドン、イギリス)
10位=MUSEUM OF ICE CREAM(※アイスクリームをテーマにした期間限定の巡回展、アメリカ)
いまや美術館の集客に大きな影響を与える写真撮影の可否。上記の結果は、積極的にSNSシェアを推進してきた各美術館の姿勢の現れと言えるだろう。