1983年愛知県生まれの熊澤未来子は、2008年に武蔵野美術大学大学院美術専攻日本画コースを修了。個展「咆哮」(2015、ミヅマアートギャラリー)を開催して以来、同ギャラリーでは2年ぶりの個展となる。
昨年より独自の色彩表現に取り組んでいる熊澤。その第一作《世界食紀行》は、16年度の菅楯彦(すが・たてひこ)大賞を受賞した。
熊澤が描き出す増殖と変形を繰り返す不思議な世界は、人々の日常が変容した景色だ。本展では、《世界食紀行》を含め、新たな色彩表現による新作3点と、鉛筆によるドローイングを発表する。