草間彌生美術館は、草間彌生の作品と関係資料の展示を通じて、草間芸術の普及振興を図り、芸術全般の発展に寄与することを目的にしており、草間彌生が設立。一般財団法人草間彌生記念芸術財団が運営する。館長は草間とも親交が深い詩人で多摩美術大学学長の建畠晢が務める。
建物は鉄筋コンクリートの地上5階、地下1階。エントランスとなる1階にはショップも併設されており、2〜3階が展示室。4階が体験型インスタレーションで、5階にはブラウジングスペース(資料閲覧スペース)と屋外展示スペースが設けられる。
また同館では、年2回の展覧会で草間作品のコレクションを展示するとともに、講演会なども実施。草間が作品を通じて繰り返し訴えてきた「世界平和」と「人間愛」というメッセージを広く世界に伝え、老若男女問わず、来場者に現代美術に慣れ親しんでもらえる美術館を目指すという。
なお、10月1日より開催される開館記念展は、草間彌生美術館開館記念展「創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき」。草間の最新絵画シリーズである「わが永遠の魂」を中心に構成される。なお、一般チケット予約および販売は8月28日開始予定。