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不完全な機械を通して可視化する、モノと人の関係。安西剛が個展「カゲノカゲノカゲ」を開催

日用品を用いたキネティック・スカルプチャーなどを制作している安西剛が、さいたま市 プラザノースで個展を開催する。会期は2018年2月18日〜3月11日。

安西剛 Leaving my machines with machine-sitters 2013 Ilju & Seonhwa Gallery

 1987年生まれの安西剛は、2009年に東京藝術大学音楽学部を卒業し、11年に同大学大学院映像研究科メディア映像専攻を修了。以降、国内外数多くの展覧会やレジデンシープログラムに参加している。

 近年参加した主なグループ展は、17年「The Strange Objects」展(Pohang Museum of Steel Art、浦項)、16年「2016 Core Exhibition」展(ヒューストン美術館)、13年「セカイがハンテンし、テイク」展(川崎市市民ミュージアム)など。

安西剛 th-read 2015 Biyong Point

 安西は、モノと人との関係をテーマにした、キネティック・スカルプチャーや映像作品を制作している。今回の「カゲノカゲノカゲ」展では、日用品を主なモチーフに機械や装置などの作品を展示。コントロールしきれない不完全な機械との対話を通して、人間を中心としたオブジェクトとの関係ではとらえきれない世界を可視化させる。

 会期中には、安西を講師に迎え、ワークショップ「盗んだカタチで創りだせ!」も開催。身の回りにあるかたちをアルミホイルを使って半立体的に複製し、参加者が「盗んできた」かたちを組み合わせて作品を制作する。

編集部

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