
第27回
[ARTIST IN FOCUS]藤倉麻子:次元の往還が拓く楽園への通り路
都市近郊のインフラストラクチャーや工業製品、それに付随する風景の奥行きに着目し、主に3DCGアニメーションを用いて仮構の映像世界をつくり出す藤倉麻子。制作活動の根源である「日当たり」と「予告」をテーマにした新作個展を開催した作家に、作品の背後にある思索と、多岐にわたる諸実践について話を聞いた。

第27回
都市近郊のインフラストラクチャーや工業製品、それに付随する風景の奥行きに着目し、主に3DCGアニメーションを用いて仮構の映像世界をつくり出す藤倉麻子。制作活動の根源である「日当たり」と「予告」をテーマにした新作個展を開催した作家に、作品の背後にある思索と、多岐にわたる諸実践について話を聞いた。

1960年代に注目された錯視や錯覚を引き起こす美術の潮流「オプ・アート」。北海道・旭川の北海道立旭川美術館で、このオプ・アートを展示する「動く?飛び出す!不思議な絵画 オプ・アート展」が開催されている。会期は3月16日まで。会場の様子をレポートする。

3年以上におよぶ大規模改修工事を経て、全面開館を迎えた横浜美術館。2020年から同館館長を務める蔵屋美香に、現代のあるべき美術館像を聞いた。

第1回
草間彌生の新作シリーズ「毎日愛について祈っている」を多角的に紐解く新たなシリーズ。その第一弾では、松本市美術館の学芸員で、20年以上にわたり草間芸術に向き合ってきた澁田見彰氏が執筆。草間彌生の故郷とのつながりを起点に、幼少期の体験から現在進行形の新作シリーズまで、草間の創作の軌跡をだどり、その深遠な芸術観と祈りを込めた作品の魅力に迫る。

岡本太郎の遺志を継ぎ、次代のアーティストを顕彰する岡本太郎現代芸術賞(通称「TARO賞」)。その第28回の受賞者が発表された。

第12回
アートとテクノロジーの領域で新しい価値創造に取り組む企業体「NEORT」。2024年6月にToshi(髙瀬俊明)、NIINOMI、中田宜明による新体制となってから、より活動の幅を広げている。今回は、NEORTが運営するデジタル・アート専門のギャラリー「NEORT++」内で、ToshiとNIINOMIのふたりに話を聞いた。ブロックチェーン、デジタル・アート、NFTとの関わりや今後の展望は? Adam byGMOがお送りする、スペシャル・インタビュー。(PR)

神奈川県⼤和市・海⽼名市・座間市・綾瀬市の連携によって行われるこのプロジェクト「ある⽇」。その展覧会企画が、座間市役所(2⽉21⽇〜3⽉2⽇)と海⽼名中央公園・ビナウォーク(2⽉21⽇〜28⽇)などで開幕した。飯川雄大、金川晋吾、キュンチョメの3組のアーティストが参加している。

第26回
人や植物などの「移動」をテーマに、写真や紙の積層を彫刻することで、時間と空間の多層的な探求を行ってきたアーティストデュオ、ネルホル。千葉市美術館での個展に際し、制作の方法論、写真と彫刻の関係、そして作品に潜む時間性について話を聞いた。

チェルフィッチュと藤倉大が手がけた音楽劇『リビングルームのメタモルフォーシス』が、3月1日にアマノ芸術創造センター名古屋で上演される。岡田利規が描く独自の世界観と、藤倉大の音楽が融合した新たな舞台芸術を提示する作品となる。

東京・九段にある「kudan house」(旧山口萬吉邸)を舞台に開催されているアートイベント「CURATION⇄FAIR Tokyo」。その第2部となるアートフェア「Art Kudan」がスタートした。会期は2月24日まで。

第11回
アートディレクターとしてウェブデザインや映像制作を多数手がけながら、ジェネラティブ・アート作品も次々と生み出す、qubibiこと勅使河原一雅。アーティストとしての出発点や、NFT作品を発表し続ける理由、現在のNFTをどう見ているかなど、話を聞いた。Adam byGMOがお送りする、スペシャル・インタビュー。(PR)

アートを通じて鹿嶋市など5市のまちづくりを進める「カシマ・アート・プロジェクト」が始動。第1弾として、J1鹿島アントラーズのホームである茨城県立カシマサッカースタジアムで、アーティスト・藤元明のプロジェクト「ソノ アイダ」による壁画が公開される。

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

20世紀イタリアのモダニズムを代表する建築家、ジオ・ポンティ(1891〜1979)の回顧展「ジオ・ポンティの眼:軽やかに越境せよ。」が、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催される。会期は3月19日~ 3月31日。

山口・萩の熊谷美術館で、春画展「春画(はるが)来た!」が開催される。会期は3月28日~6月29日。

第82回ゴールデングローブ賞で作品賞、主演男優賞、監督賞に輝いた映画『ブルータリスト』。本作のキーとなる様々な家具や建築をデザインした美術監督ジュディ・ベッカーが、その背景を語る。

玉川高島屋ショッピングセンターがファサードをリニューアルし、大型LEDキューブを新設。高尾俊介がアートディレクションするジェネラティブアートが展開される。

国の栄誉機関である日本芸術院が令和6年度の日本芸術院会員候補者を発表した。

「正倉院」とその「宝物」を、これまでとは異なる新しいアプローチで紹介する展覧会「正倉院『THE SHOW』-感じる。いま、ここにある奇跡-」が、宮内庁正倉院事務所全面監修のもと、大阪歴史博物館と上野の森美術館で開催される。

香港のM+とニューヨーク近代美術館が初めての包括的な協力を結び、新たな覚書を締結した。両館は、キュレーション研究、保存、プログラム共有、専門職の発展など、現代アートの発展に向けた協力を深めることを目指している。