世界3ヶ国で展示するチャンス。
外務省「JAPAN HOUSE」がジャンル不問で企画展を公募

外務省が主体となり、世界の人々に対して日本の魅力を表現・発信するための海外拠点事業「JAPAN HOUSE(ジャパン・ハウス)」が世界3都市を巡回する企画展第2期の募集を開始した。対象は「JAPAN HOUSE」の趣旨に沿って活動できる個人やグループ、企業など。

サンパウロでの展示風景 提供=ジャパン・ハウス サンパウロ事務局 / Rogerio Cassimiro

 「JAPAN HOUSE(ジャパン・ハウス)」は「日本を知る衝撃を、世界へ。」をコアメッセージとして、外務省がロンドン,ロサンゼルス,サンパウロに設置する日本の海外発信拠点。展示スペースやシアター機能のある多目的スペース、ショップ、レストランなどの活動を融合し、「いかに日本を知らなかったか」に気づいてもらい「日本に目覚めてもらう」をコンセプトに掲げたプロジェクト。

 同施設では、各拠点を巡回する「企画展」を今年からスタートさせており、今回その第2期の募集が始まった。この企画展は、展示を通して「日本とは何か」という問いに対する答えを様々な視点から提示し、海外の人々に日本の魅力を発見してもらうことが目的。第1期では、紙の専門商社・竹尾の「TAKEO PAPER SHOW SUBTLE -かすかな、ほんのわずかの」や、TOTOギャラリー・間の「藤本壮介展 未来の未来 Sou Fujimoto: FUTURES OF THE FUTURE」、東京大学生産技術研究所山中研究室の「Prototyping in TOKYO」の3企画が選ばれ、現在、順次巡回を予定している。

TAKEO PAPER SHOW "SUBTLE" Photo by amanagroup
TOTOギャラリー・間「藤本壮介展 未来の未来 Sou Fujimoto: FUTURES OF THE FUTURE」 ⓒNacása & Partners Inc.
東京大学生産技術研究所山中研究室「Prototyping in TOKYO」

 第2期の募集企画は、展示企画として既に具現化されているもの、あるいは実現可能な企画として立案されているものが対象。広く日本を紹介する「もの」や「こと」、日本ならではのクリエーションやクリエイティブな要素を取り上げ、「展示企画」としてキュレーションされたものを、あらゆる領域から受け付ける。

 展示期間は2019年夏以降で、1企画につき各拠点2、3ヶ月程度。都市巡回にかかる経費及び事務作業は、ジャパン・ハウス各都市事務局が負担。12月に選考・審査が行われ、12月~2019年1月頃に結果が通知される。広く世界で展示できるこのチャンスに応募してみてはいかがだろうか。

編集部

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