地方への移住に高い注目が集まる昨今。中国・四国地方で最大の人口を有する広島県も、他の地域からの移住促進に力を入れている。
アーティストにとって、東京ではないと成り立たないアートシーンとのつながりや収益モデルがあるいっぽう、東京で創作活動を継続していくためには,時間的・空間的・経済的な課題がある。そこで、今回開催されるセミナー「HIROBIRO.ひろしまinトーキョー アーティスト×地方ライフ編」では、環境に恵まれた地方でそれらの課題を解決しながら創作を継続できる「新しい仕組み」をつくることは可能かどうかを探る。
登壇するのは広島県内の田園地帯や山里で、それらの課題に対応しながらそれぞれのかたちでアーティスト活動を続けている島田愛子(日本画・木版画家)、後藤靖香(画家)、田中賢(金属彫刻家)の3名と、『美術手帖』編集長・岩渕貞哉。地方でアーティスト活動を継続する新たな仕組みとは何か? その現状と課題を語り合う。
実体験に基づいた活動報告を通じて、東京以外でのアーティスト活動を考える貴重な機会となる。