1976年に始まった「群馬青年美術展」を引き継ぎ、91年から隔年で開催されてきた「群馬青年ビエンナーレ」。第16回となる「群馬青年ビエンナーレ 2025」が、作品募集を開始した。
同ビエンナーレは、16歳から30歳までの若い世代を対象とした全国公募の展覧会。2023年の回が中止となったため、今回は特例措置として応募資格の年齢の上限を2年引き上げ、16歳から32歳までとなる。
これまでの15回で大賞だけでなく入選作家も含め、数々の才能を発掘してきた群馬青年ビエンナーレ。16回目となる今回は、鬼頭健吾(現代美術作家)、沢山遼(美術批評家/武蔵野美術大学准教授)、豊嶋康子(美術家)、牧口千夏(京都国立近代美術館主任研究員)、森啓輔(千葉市美術館学芸員)が審査員を務める。
作品ジャンルは不問で出品料は無料。賞金は、美術館買い上げとなる大賞(1点)100万円、優秀賞(1点)50万円、奨励賞(5点)10万円、ガトーフェスタ ハラダ賞(1点)は50万円(同社買い上げ)となる。
応募締め切りは2025年1月8日(当日必着)。展覧会は、25年7月19日〜8月24日の会期で、群馬県立近代美術館を会場に行われる。応募資格など申し込み詳細を群馬県立近代美術館の公式ウェブサイトで参照のうえ、ぜひこの歴史あるビエンナーレに応募してほしい。
なお、「群馬青年美術展」の開始から50年を迎えることを記念し、これまでの入選者を対象とした特別賞の募集も同時に行っている。