日本最大級のアート見本市「アートフェア東京」が2022年の会期を発表した。
次回で16回目となる同フェアは、22年3月11日〜13日に東京国際フォーラムでの開催を予定している。テーマは「Art, art, ART」。
一般社団法人アート東京が今年3月に発表した「日本のアート産業に関する市場調査」によると、2020年の日本美術品市場は前年比で8パーセント減の2320億円。コロナ禍の影響を受けて前年比22パーセント減の世界美術品市場の落ち込みに比べて堅調な結果となったという。
いっぽう、今年3月に開催された「アートフェア東京2021」は30億8000万円という過去最高の売上高を記録し、日本美術品市場の力強さを示している。
日本国内では、ポップテイストの新進作家を中心に市場が拡大しながら、値段の安定していた中堅作家のセカンダリー市場は品薄感もあって価格が上昇。日本現代美術市場の活況はこれからも続くことが予想されている。