ダンスという表現ジャンルに社会的、批評的な眼差しを投げかける独自の作品で、高い評価を受けるとともに、ダンス界に衝撃を与え続けている振付家、ジェローム・ベル。これまでに、タイの伝統舞踊家ビチェ・クランチェンとの共作『ビチェ・クランチェンと私』(2006)や、知的障害を持つ俳優たちが出演する『Disabled Theater』(2012)など、様々な表現者との出会いから生まれる作品を発表してきた。
そんなベルの新たな挑戦が、1月に日本初上陸する『Galaーガラ』だ。本作の出演者は、それぞれの上演都市でキャスティングされた20名の老若男女。プロのバレエダンサー、コンテンポラリーダンサー、俳優に加え、6歳〜75歳のダンスや芝居とはまったく縁のないアマチュアまで、多種多様なバックグラウンドを持つ出演者たちが、ダンスでありのままの個性を発揮する。
世界50都市以上で上演され、今なお大きな反響を呼び続けている本作が、埼玉版キャストによってどんな展開を見せるのか注目だ。