「SORAYAMA 光・透明・反射 ―TOKYO―」は、初期代表作から最新作までを網羅した国内最大級の空山回顧展で、上海で話題を呼んだ展覧会をもとに、内容・スケールともに大幅にアップデートして日本に凱旋する。いっぽう、「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」では、シリーズ30周年および2026年放送予定の新作TVアニメ『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』に向けて、攻殻機動隊の世界観を多角的に紹介する。空山は同アニメのタイトルロゴデザインも担当しており、シリーズとの関わりをより深めている。

© Hajime Sorayama. Courtesy of NANZUKA
© Shirow Masamune / KODANSHA
※『SORAYAMA 光・透明・反射 ーTOKYOー』にて展示
今回の彫像は両展覧会を象徴する作品として制作され、複層的な光の反射を生み出す表面処理が鑑賞者の身体感覚に強く訴えかける圧倒的な存在感を放つ。空山は制作にあたり、「士郎正宗さんへの私なりの敬意と愛情を込めてデザインしました。攻殻機動隊のコンセプトに寄り添いつつも、私の美学を反映させています」とコメントを寄せている。
両会場では展覧会限定グッズの販売も予定されており、空山基と『攻殻機動隊』の世界が交差する記念碑的プロジェクトとして、アートとSF双方のファンにとって見逃せない展覧会となりそうだ。
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