シンポジウム「博物館収蔵コレクションの新たな価値創造―公開・活用の可能性を探る―」が法政大で開催へ

法政大学資格課程は、シンポジウム「博物館収蔵コレクションの新たな価値創造―公開・活用の可能性を探る―」を3月8日に法政大学市ケ谷キャンパスで開催する。

法政大学 ©︎photoAC

 法政大学資格課程がシンポジウム「博物館収蔵コレクションの新たな価値創造―公開・活用の可能性を探る―」を法政大学市ケ谷キャンパスで開催する。日程は3月8日13:30~17:30。

 博物館には膨大な収蔵資料が保管されているが、その多くは収蔵庫内にとどまり、一般に公開される機会が限られているのが実情。近年はデジタルアーカイヴ化の推進により、資料公開の新たな可能性が開かれつつあるものの、依然として収蔵コレクションの多くは十分に活用されているとは言えない。いっぽう、社会的装置としての博物館には、「保存」を超えた収蔵コレクションの積極的な公開と活用が求められる。

 本シンポジウムは、公立博物館の実態調査をもとに、民俗、歴史・考古、美術、自然史など多様な分野の博物館関係者による報告とディスカッションを通じて、博物館収蔵コレクションの新しい可能性を探るものとなる。

 本シンポジウムは、科研費基盤研究(C一般)課題番号22K01019「博物館収蔵資料の保管と活用に向けた調査研究」研究代表者:金山喜昭(法政大学キャリアデザイン学部教授)の助成によるものであり、その内容は2025年度に出版化される予定だという。

 なお法政大学資格課程は昨年5月にシンポジウム「博物館の収蔵コレクションの現状と課題を考える」を開催。博物館収蔵庫の危機的な状況が詳らかにされ、大きな話題を呼んだ

編集部

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