1971年の開店以来、約50年にわたり営業を続けてきた「渋谷マルイ」が今年8月28日で一時休業し、日本初の本格的な木造商業施設として2026年に再オープンする。
丸井は今回の建替えについて、時代の様々なニーズに対応していくための土台づくりとしており、「将来世代の未来を共に創る」の実現に向けた取り組みを象徴する店舗を目指すという。
新店舗のリードデザイナーは、1967年にノーマン・フォスターによって設立された国際的に知られる設計組織「Foster+Partners」が担当。耐火木材など構造の約60パーセントに木材を使用した本格的木造商業施設となり、従来の鉄骨造で建替えた場合と比べ、約2000トンのCO2排出量を削減できるという。
「Foster+Partners」のシニアエグゼクティブパートナーであるデヴィッド・サマーフィールドはこのプロジェクトについて、「世界的に有名な渋谷のスクランブル交差点から目と鼻の先にある、このような画期的で持続可能なプロジェクトに取り組めることをうれしく思います。木造構造は、建物の炭素を大幅に削減すると同時に、来訪者に温かくオープンな体験を提供します」とのコメントを寄せている。