《モナ・リザ》の作品世界に没入する。没入型展覧会「La Joconde」がマルセイユで開催へ

レオナルド・ダ・ヴィンチの《モナ・リザ》をモチーフにした没入型展覧会が、3月10日よりマルセイユで開催される。同作に加え、《岩窟の聖母》《聖アンナと聖母子》などダ・ヴィンチの作品にインスパイアされた空間に浸って作品を体感することができる。

展覧会ポスター

 フランスを代表するふたつの文化施設であるルーヴル美術館とグラン・パレが、レオナルド・ダ・ヴィンチの《モナ・リザ》をモチーフにした没入型展覧会を3月10日よりマルセイユで開催する。

 「La Joconde」と題されたこの展覧会は、ダ・ヴィンチの傑作を様々なストーリーや感覚的な体験を通して再発見することを目指すもの。6つの超大型デジタル・プロジェクションによって構成される展示空間では、《モナ・リザ》に加え、《岩窟の聖母》《聖アンナと聖母子》などダ・ヴィンチの作品にインスパイアされた映像が上映され、作品空間に浸って体感することができるという。

 展覧会の詳細はまだ明らかにされていないが、グラン・パレは声明文で、本展では「幅広い人々に展覧会を訪れるという新しい体験を提供し、この象徴的な作品に対する各人の関係性を明らかにする。(中略)ダ・ヴィンチの作品を正確に記録した特異なビジョンと、強力で独創的な芸術的視点を提供する」としている。

 来場者は、デジタル化された作品に「触れる」「操作する」「粒子や細部を観察する」など、様々な方法で作品を楽しめ、「遊び心のある魅力的で直感的なモジュールでの実験や交流を通じて、展覧会で展開されるテーマについての知識を深める」ことができるという。

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