GINZA SIXは、「松坂屋銀座店」跡地を含む街区、ならびに隣接街区の2つの街区で構成された再開発事業で、銀座エリア最大の複合施設となる。施設中央の大きな吹き抜け空間では、オープニングを飾る展示として、森美術館の監修のもと、世界のアートシーンで活躍する前衛芸術家・草間彌生の新作インスタレーションが2018年2月25日までの期間限定で展開される。
草間彌生は、GINZA SIXの中央吹き抜けのために、白地に赤いドットのカボチャ12個を制作。これらのカボチャは3種類のサイズからなるバルーンでできており、シャンデリアのように吊り下げられる。同施設のスタートにふさわしい、アイコン的な存在となるだろう。また、4月20日から5月16日までは、4階イベントスペースにてYAYOI KUSAMA POP UP STORE 「わが永遠の魂」も展開し、国立新美術館で開催中の「草間彌生 わが永遠の魂」展(5月22日まで)の限定グッズ、ステーショナリー、バッグ、Tシャツ、アクセサリー、食器やお菓子などをラインナップするという。
このほか、館内2か所(中央通り側と三原通り側の吹き抜け)にある、高さ約12メートルの壁面(リビングウォール)には、ウルトラテクノロジスト集団のチームラボと、植物学者兼アーティストのパトリック・ブランが手掛ける作品《Universe of Water Particles on the Living Wall》を展示。日々の日没とともに様子を変える滝を描いた、デジタルインスタレーション作品となる。また、上顧客のための特別なラウンジ「LOUNGE SIX (ラウンジ シックス)」内には、現代美術家・杉本博司の作品が展示される。
なお、エレベーターホールなどのパブリックスペースには、国内外で活躍する注目のアーティスト、大巻伸嗣、船井美佐、堂本右美の作品を常設展示。大巻伸嗣は江戸小紋柄の朝顔、桔梗、菊の花々、蝶の形を組み合わせた彫刻作品 《Echos Infinity -Immortal Flowers-》を、船井美佐は鏡を使った 《楽園/境界》を、堂本右美は 《民 tami B.》《民 tami Y.》《民 tami R.》という3つの絵画作品を展示する。