北海道博物館で職員1名がコロナ感染。休館はせず

北海道博物館は、同館で内部管理業務に従事している職員1名が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。職員は自宅待機しており、通常通り開館を続けている。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く北海道で、博物館職員の感染が確認された。

 感染したのは札幌市にある北海道博物館の、主に内部管理業務に従事している職員。札幌市保健所の調査によって濃厚接触者として特定され、11月14日にPCR検査を受けた結果、翌15日に陽性と確認されたという。同職員の最終出勤日は11月8日だった。

 同館によると、この職員は入館受付業務(検温、消毒、緊急連絡先の記入依頼)に、1日につき1~2時間程度従事することもあったというが、受付対応中は、マスク・手袋の常時着用や、来館者との間にアクリル板設置などの対策を講じていたという。この陽性確認を受け、同館では13日に館内の清掃・消毒作業を実施。濃厚接触者として想定される職員については、既に自宅待機としていることから、17日以降も通常どおり開館している。

 なお、これまでも美術館・博物館関係では東京都現代美術館(4月)や川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム(8月)で職員が感染する事例が確認されている。

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