ミニシアターを救え。「Save our local cinemas」など支援呼び掛け活発に

新型コロナウイルスで苦境に立たされているミニシアター。その支援を呼びかけるキャンペーンが活発化している。

「Save our local cinemas」より

 新型コロナウイルスの影響は、文化セクターに大きな影響を与えており、それは映画館も例外ではない。政府の要請を受けて上映自粛が広がっているからだ。

 そんななか、京都・大阪・神戸にあるミニシアターは、連名で「Save our local cinemas」というキャンペーンサイトを立ち上げ、支援を呼びかけている。

 主体となっているのは、京都みなみ会館や出町座、第七藝術劇場などの13の映画館。サイトでは、新型コロナの影響で京阪神の各映画館は経営が危機的状況に陥っており、「この状態が何ヶ月も続くと資本力を持たない小さな映画館は次々と閉館に追い込まれてしまうことは想像に難くありません」と訴る。

 今回のキャンペーンでは、こうした映画館を支援するためにTシャツを販売。また、1口1000円と1万円の支援も募っている。商品と寄付の売り上げは、諸経費を差し引いた全額を参加劇場に均等に分配する。

 なお、同じくミニシアターをめぐっては、井浦新や柄本明、是枝裕和、塚本晋也らが呼びかけ人となった署名キャンペーン、#SaveTheCinema 「ミニシアターを救え!」プロジェクトもChange.orgでスタート。ミニシアターの損失補填を国に求める。

SaveTheCinemaより

 また4月8日からアップリンク渋谷を休館させるアップリンクでは、寄付が付いたオンラインでの映画見放題プランをスタートさせている。

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