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2019.10.15

不自由展実行委員会、あいトリ閉幕に際し声明発表。「より広く強い連帯が必要」

10月14日に閉幕した「あいちトリエンナーレ2019」。この閉幕に伴い、「表現の不自由展・その後」実行委員会が声明文を発表した。

 

展示再開後の「表現の不自由展・その後」の様子
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 10月14日に閉幕した「あいちトリエンナーレ2019」。この閉幕に際し、「表現の不自由展・その後」実行委員会が声明を発表した。

 「あいちトリエンナーレ2019終了にあたって 表現の自由回復のために その4」と題されたこの声明では、展示が再開したことへの感謝を述べるとともに、「県と作家との二重契約」や「検証委員会の調査」などに関する7つの「課題」を提示。「作家のための自由、観客のための自由、報道の自由、発表者の自由。これらは攻撃され、その経緯の追求と回復とはいまだ十分ではありません」(原文ママ)と主張する。

 また不自由展については今後も検証が必要との姿勢を見せており、「より広く強い連帯が必要」としている。

 あいちトリエンナーレをめぐっては、8月3日をもって不自由展が展示中止となり、10月8日に再開。展示鑑賞は抽選制となり、多くの人々が列をなした。

展示再開後の「表現の不自由展・その後」の様子
展示再開後の「表現の不自由展・その後」の様子
展示再開後の「表現の不自由展・その後」の様子