田中一光+三宅一生。「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE」の新たなコレクションに注目
三宅一生が、グラフィック・デザイナーである田中一光の仕事への尊敬や感謝の気持ちを表現するためにスタートしたアパレルのシリーズ「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE」。その4回目のコレクションが発表された。
![](https://bt.imgix.net/magazine/19039/main/1545280902916_e31791f7acf4d8016e3b8d982a57b31d.jpg?auto=format&fm=jpg&w=1472&h=828&fit=clip&rect=0,208,9321,5243&v=28)
昭和期を代表するグラフィックデザイナーであり、世界のデザイン史に大きな足跡を残残した田中一光(1930〜2002)。デザイナーの三宅一生が、田中の仕事への尊敬の念、多くの刺激を与えられたことへの感謝の気持ちをきっかけに、2016年に開始したのが「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE」だ。
「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE」は、現存するオリジナル作品の色彩を忠実に再現するいっぽうで、作品をたんに絵柄として扱うのではなく、着用して立体となることで田中作品の魅力が増幅する、いきいきとしたエネルギーを宿した衣服を目指してきた。
![](https://bt.imgix.net/magazine/19039/content/1545299720437_fc23152bb4c2e1931aea1ccffcd44bce.jpg?auto=format&fm=jpg&w=1920&h=1080&fit=max&v=0)
FJ881(シャツ)、FF884(パンツ)、AJ762(シューズ)、AA833(キャップ)
4回目となる今回のコレクションのモチーフは、田中の「連続する記号」、そして「円または、円の遊戯」シリーズから選ばれ、各作品が持つ躍動感とユーモア、そして温かい印象を大切にし、シンプルでスポーティーなデザインをベースに作品そのものの細部まで吟味した多様な素材を用いている。
つねに新しい価値の形成に挑戦し続けた田中の力強い作品を、衣服というかたちで表現することによって、デザインのあるべき姿や楽しさを多くの人々に知ってほしい。そんな三宅の思いが込められた「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE」に注目してほしい。
![](https://bt.imgix.net/magazine/19039/content/1545299834584_f15a7935851ef78366cba504bc49f27d.jpg?auto=format&fm=jpg&w=1920&h=1080&fit=max&v=0)