NEWS / HEADLINE - 2018.4.3

GINZA SIXに新たなアート。
ダニエル・ビュレンの大作が登場

2017年4月の開業以来、GINZA SIXのアイコンとして人気を集めてきた草間彌生の巨大インスタレーション《南瓜》の展示が終了。4月2日より新たなアートとしてダニエル・ビュレンの新作が登場した。

ダニエル・ビュレン ムクドリの飛行のように—GINZA SIXにて 2018 ©DB-ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 G1226

 GINZA SIXの新たな顔として巨大インスタレーション《ムクドリの飛行のように—GINZA SIXにて》がお目見えした。同作は、約9メートル×約19メートルという巨大なサイズで、フランス人アーティスト ダニエル・ビュレンによるもの。ビュレンのトレードマークである8.7センチのストライプ模様を旗に用いており、赤と青の計1500枚の旗で構成されている。

ダニエル・ビュレン ムクドリの飛行のように—GINZA SIXにて 2018 ©DB-ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 G1226

 ダニエル・ビュレンは1938年フランス生まれ。1965年から、自身の論理に基づいた8.7センチ幅のストライプ模様の作品を数多く制作しており、その作品は絵画、彫刻、壁面、建物など幅広いメディアに展開されてきた。これまで、86年にはフランス館代表としてヴェネチア・ビエンナーレに参加し、「金獅子賞」を受賞。また、2007年には高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)を受賞。2016年には、フランク・ゲーリー設計のフォンダシオン ルイ・ヴィトン(パリ)の美術館建築をジャックしたことが記憶に新しい。

 今回の作品について、監修を務める森美術館館長の南條史生はこう語る。「GINZA SIXは、完成時から『銀座の顔』という意識でやってきました。アートを展示するにしても、日本を代表する作家をと考え、草間彌生の作品を展示した。この作品は大変好評で、インスタグラムでも数多くシェアされました。それもあって、第2回の展示は大変難しい問題だった。草間に匹敵するような作家でありながら、国際性も見せたい。そういうことでダニエル・ビュレンになりました」。

南條史生

 南條が「コンセプチュアルでありながらビジュアルにも長けている」と評するビュレン。GINZA SIXの図面を見ながら本作を制作したというビュレンは、「完全なパブリックスペースで仕事をするのと、今回のように商業施設内での作品をつくるのと、美術館に展示するときの考え方はまったく違う。いずれにしても、場所によって異なる。まず、場所が私に示唆をしてくれる。場所は私の想像力をはるかに超えるもので、場所が私に語りかけてくる」とコメント。「私の作品はこの空間を非常に変化させると思う。GINZA SIXのスペースの理解の仕方を、大いに変化させることになればいいと思っている」としている。

ダニエル・ビュレン ムクドリの飛行のように—GINZA SIXにて 2018 ©DB-ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 G1226

 なお、新作インスタレーションと連動した作品は全長約1100メートルの銀座・中央通りとGINZA SIXの正面玄関にも期間限定で展開(5月16日まで)。《三角形を追いかけて—東京・銀座中央通りにて》は、館内の作品と連動する三角形モチーフからなっており、90枚(180面)のフラッグが通りを埋め尽くしている。こちらも忘れずにチェックしてほしい。

ダニエル・ビュレン 三角形を追いかけて—東京・銀座中央通りにて 2018 ©DB-ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 G1226
ダニエル・ビュレン GINZA SIZのエントランスのための三角形 ©DB-ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 G1226