現代美術家のマウリツィオ・カテランと写真家のピエルパオロ・フェラーリが2010年にスタートさせたアートマガジン『TOILETPAPER』。2017年にはKYOTOGRAPHIEでのインスタレーションや、ファッションブランド・メゾンキツネとのコラボレーション、六本木ペロタンギャラリーでの展示などが開催され、日本でも『TOILETPAPER』の世界観にふれる機会が多く、その人気も拡大した。
そんな日本でも関心が高まっているプロジェクト『TOILETPAPER』のプロダクト販売を行うフェア「TOILETPAPER MAGAZINE 's products」が、代官山 蔦屋書店で開催される。日本初上陸となる新作アイテムのほか、人気のラインナップも交えて販売予定だ。
テキストがなく、ビジュアルのみで構成される『TOILETPAPER』のコンセプトは、「翻訳も説明も批評も介在させず、完全な民主主義をアートと生活に浸透させる」というもの。この誌面にある写真がプリントされたグッズは、購入者の日常の中に美術館の概念を持ち込むことを期待してつくられている。
新作となるのは、スパゲッティのディナープレートのほか、キャンドルやテーブルマットといったプロダクト。とくにスパゲッティは人気のモチーフのため、要注目。
アンディ・ウォーホルがキャンベルスープの缶で提示したように、見慣れたものに異なった側面をもたらすポップアートの問いかけが施されたプロダクトの数々。ビビットな色使いと毒をふくんだキッチュな世界観が魅力の『TOILETPAPER』を誌面だけではなくグッズでも楽しみたい。
なお、フェアで展開される商品は代官山 蔦屋書店オンラインショップでも購入が可能(3月21日0時より販売開始)となっている。