青山幸太は、什器、特注家具の製作などを行うアーティスト。金属素材の選定から、加工処理、細部の造形にまで徹底してこだわるその作品は、多くのクリエイターに評価され、「ARTS&SCIENCE」や「UNDERCOVER」などのショップインテリアや什器を手がけた。

初個展となる本展では、ドイツ語で「踊り」を意味する「TANZ」と名づけられた真鍮の立体作品のシリーズを発表する。中心の軸に絶妙な均衡で立つ幾何学的なオブジェクトが「踊る」ように揺れ動くその作品は、日常では気づかない重力や風の力を可視化。青山が施す金属の質感の追求や繊細な造形によって、古代の遺物のような普遍性を感じさせるものとなっている。






















