政田武史が5年ぶりに個展開催。
狂気と浄化の物語を描く

油彩の絵画作品を中心に手がける政田武史が、5年ぶりとなる個展を原宿のThe Massで開催。自身がつくり出した物語をベースにした新作を発表する。会期は11月18日〜12月17日。

政田武史 不機嫌なヤマビコ、キレ気味のヤマビコ、それはA子のココロ模様 2017 キャンバスに油彩

 1977年大阪府生まれの政田武史は、映画やテレビのワンシーンや日常の光景を、大胆な筆致と鮮やかな色彩によって再構成した絵画作品を中心に制作。これまでに参加した主な展覧会に、2014年「絵画の在りか」(東京オペラシティアートギャラリー)、11年「オルター・ジャパンの冒険 Phase 01: 禅と、サイケデリック」(Sprout Curation、東京)、07年「Portrait Session」(広島市現代美術館)などがある。

政田武史 夢は現実のよう、現実は夢のよう 2017 キャンバスに油彩

 政田にとって約5年ぶりの個展となる本展では、政田自身がつくり出した物語をベースにした新作を発表。物語では、恋人を後輩に略奪された「A子」を主人公に、現実と虚構が入り交じる世界のなかで「狂気」と「浄化」が描かれる。そのストーリーを軸に、大型キャンバスに描かれた油彩画をはじめ、水彩画や、クレパスを用いた立体作品が展開されていく。

 期間中、ギャラリー内のショップでは、ファッションブランド「fragmentdesign」「NOMA t.d.」と政田によるコラボレーショングッズを販売。25日には、政田と現代美術作家の石原友明によるギャラリートークも開催される。

政田武史 ふもとの骨の飾り 2017 クレパス、ミクストメディア

編集部

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