「in BEPPU」は、別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」に続く企画として2016年より始動した、別府市内各所を会場とする個展形式の芸術祭。国内外で活動するアーティスト1組による、地域性を活かしたアートプロジェクトだ。
2回目の開催となる今回の招聘アーティストは、公共空間を用いた大がかりなインスタレーションを展開してきた西野達。近年では、マーライオンを建物で囲みホテル化させた《The Merlion Hotel》(シンガポールビエンナーレ2011)や、コロンブス像をリビングルームに変容させた《Discovering Columbus》(2012、ニューヨーク)で人々の話題を呼んだ。
本展では、別府の観光開発に尽力した実業家・油屋熊八の像や別府タワーをはじめとした、別府のシンボルを活かした作品が設置される。
JR別府駅構内で配布されている会場マップを参考に、温泉観光地・別府ならではの「地獄めぐり」ならぬ「芸術めぐり」を楽しむことができる。