2017.9.28

「グレーゾーン」の可能性を探る。
花代の出版プロジェクトにNerhol、ミヤギフトシら参加

アーティストの花代を中心とした出版プロジェクト「灰色区域」の第3弾として、6名のアーティストによる展覧会が山梨県のgallery TRAXで開催される。会期は9月30日〜10月15日。

Photo by Hanayo

 「灰色区域」はアーティスト・花代を中心とした出版プロジェクト。2013年の写真集『灰色区域』の発行に始まり、14年にはゆかりのある作家たちとともに選んだ未発表写真を収録した『灰色区域 第2号』を発行した。

 第3弾となる今回は、「灰色区域(=gray zone)」をグレーな領域を行き来するという意味で解釈。写真家、芸妓、ミュージシャン、モデルなど、様々なフィールドで活動する花代と同じく、境界を越えてジャンルレスに活動するアーティストを取り上げ、作品展示と出版物で展開する。

 参加作家は、朝吹亮二×花代、磯谷博史、Nerhol、ミヤギフトシ、レオ・ペレガッタの5組。山梨県・八ヶ岳の麓にあるgallery TRAXを舞台に、写真、映像、立体、言葉といったジャンルにとらわれない作品を展示する。また、展覧会に合わせ『灰色区域 第3号』も発売される。

 最終日には、飴屋法水と花代らによる「灰色エチュード」が上演されるクロージングパーティも開催予定。