「作品のない展覧会」で見えるものとは? ボルタンスキーやティルマンス、森村泰昌らが参加

Take Ninagawaが2011年から開催している展覧会シリーズ「Optional Art Activity」の第4回が7月15日から開催される。今回は大舘奈津子をゲストキュレーターに迎え、アーティストの行為や言葉に焦点を当てた展示を行う。

 「Optional Art Activity」は、Take Ninagawaが「作品のない展覧会」をコンセプトに2011年から開催している展覧会シリーズ。これまで、トークイベントやディスカッション、パフォーマンスなど様々なかたちで、アートを多角的にとらえる試みが行われてきた。

 第4回となる今回は、大舘奈津子をゲストキュレーターに迎え、「Letters」というテーマのもと、アーティストたちの行為や言葉を媒介にその思考に迫る展示を行う。参加作家は、ウォルフガング・ティルマンス、ダニエル・ビュレン、クリスチャン・ボルタンスキー、小泉明郎、森村泰昌など9名。

 大舘は本展の開催に向けて、「表現することが生きることと同等であるアーティストの思考を共有できれば」と語っている。「作品のない展覧会」は、アーティストひとりひとりとじっくり向き合うことのできる貴重な機会となるだろう。

編集部

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