文部科学省と科学技術振興機構が2013年度から開始した「革新的イノベーション創出プログラム」において、芸術と異分野の融合や連携により、豊かな社会の構築を目指す場所として選ばれた東京藝術大学COI拠点。この拠点と同大大学院映像研究科、スクウェア・エニックスが、「東京藝術大学にゲーム学科ができるとしたら」という想定のもと、仮想のゲーム学科を開校する。
展覧会では、大学院映像研究科の修士学生と修了者が、スクウェア・エニックスで活躍するクリエイターとともに、自らのアニメーション作品の世界観をもとにゲームを展開。VRやiPadなど、さまざまな形態の作品を体験することができる。また、制作過程の公開や、南カリフォルニア大学の協力のもとでワークショップなども行われる。
日常に深く入り込み、娯楽という枠組みをこえて、医療や教育の場面でも使用されることがあるゲーム。ゲームと芸術との間に境界はあるのか、ゲームとは何かについて、新たな切り口を提供する展示となっている。