もうすぐ閉幕
「Luc Tuymans: Condensation」(リヒター・ラウム)
長野県軽井沢町のリヒター・ラウムで開催中のベルギー出身の画家リュック・タイマンスによる個展「Condensation」が、10月31日に閉幕する。インタビュー記事はこちら。

1958年生まれのタイマンスは、写真や映像、印刷物などを出発点に、抑制された色彩と曖昧なイメージによって、歴史や記憶、表象の問題を探究してきた現代絵画を代表する作家のひとりだ。本展では、作家自身が展示空間にあわせて選んだ6点の新作油彩画を世界初公開している。
展覧会タイトルの「Condensation(結露)」は、本来は目に見えないものが表面に現れる現象を意味する。タイマンスの作品では、遠くからは認識できたイメージが近づくにつれて輪郭を失い、その意味が揺らいでいく。6点の絵画を通して、イメージが成立する過程とその不確かさを問いかける。
会期:2026年5月30日~10月31日
会場:リヒター・ラウム
住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1323-1475
料金:一般 1200円 / 大学生 800円 / 中・高校生無料 ※日時予約制
「あざみ野コンテンポラリー vol.17 ニュータウン、インターフェアレンス 都市とわたしたちの関係」(横浜市民ギャラリーあざみ野)
横浜市民ギャラリーあざみ野で開催中の「あざみ野コンテンポラリー vol.17 ニュータウン、インターフェアレンス 都市とわたしたちの関係」が、11月3日に閉幕する。レポート記事はこちら。

参加するのは、石﨑朝子、川、谷山恭子、トランスフィールドスタジオ、中島晴矢、松田修、山口幸士の7組。「乱入する」「なぞる」「連れる」などのキーワードを手がかりに、映像、インスタレーション、絵画、写真など約100点を紹介する。あざみ野の土地をリサーチして制作された新作の大型インスタレーションや、都市を歩きながら描かれた新作絵画なども見どころとなる。
また、会場となる横浜市民ギャラリーあざみ野が建つ場所に、かつて存在した赤田古墳群の発掘調査資料も展示。ニュータウンとして開発される以前の土地の歴史にも目を向けながら、都市とそこに暮らす人々との関係をとらえ直す。
会期:2026年10月10日~11月3日
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1・2
開場時間:11:00~18:00
休館日:10月26日
料金:一般500円 / 20歳未満・学生・65歳以上無料
「中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」(セゾン現代美術館)
長野県軽井沢町のセゾン現代美術館で開催中の「中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」が、11月3日に閉幕する。

中西夏之(1935~2016)は1960年代初頭、前衛美術家集団「ハイレッド・センター」での活動や、舞踏家・土方巽らとの協働を通じて、絵画と身体、空間との関係を探究した。その後、60年代後半から再び絵画制作に取り組み、「絵画はいかにして立ち現れるのか」「絵画の存在する場所はどこか」という問いを追求し続けた。
本展は、中西の没後初となる展覧会で、半世紀以上にわたる制作活動を振り返るなかでも注目されるのは、1975年に発表され、かつて西武美術館やセゾン美術館でも再生された《砂絵の再生(カーボランダム・ホワイトランダム)》だ。作家が残した指示に基づいて再び制作された同作を通して、中西が問い続けた絵画と身体の関係を考える機会となる。
会期:2026年9月5日~11月3日
会場:セゾン現代美術館
住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉芹ケ沢2140
開館時間:10:00~18:00(入館は17:00まで)
休館日:木
料金:一般3300円 / 学生2200円(当日券)、小学生以下無料 ※一般・学生料金には美術館・庭園入館および館内カフェでのドリンクを含む
「笹本晃 ラボラトリー」(国立国際美術館)
大阪・中之島の国立国際美術館で開催中の「笹本晃 ラボラトリー」が、11月3日に閉幕する。笹本のインタビューはこちら。

笹本は、日用品や糸、管、音、言葉などを組み合わせたインスタレーションを制作し、その空間のなかで自らパフォーマンスを行うことで知られる。彫刻的な装置と身体の動き、語りを組み合わせながら、個人的な記憶や日常の習慣、自然現象や生態系などを探究してきた。
本展は、笹本晃の初期から近年までの作品を紹介する大規模個展だ。2025年に東京都現代美術館で開催された展覧会をもとに、同館所蔵の作品を加えるなど、構成を一部変更。パフォーマンス/インスタレーション作品に加え、写真や映像、ダイアグラムなども紹介されている。
会期:2026年7月19日~11月3日
会場:国立国際美術館 地下3階展示室
住所:大阪府大阪市北区中之島4-2-55
開館時間:10:00~17:00(金曜は~20:00)※入場は閉館30分前まで
休館日:月(11月2日は開館)
料金:一般1800円 / 大学生1200円 / 高校生以下・18歳未満無料 ※同時開催の「コレクション1:私/行為」も観覧可能
「開館50周年記念プレ企画 コレクション1:私/行為」(国立国際美術館)
大阪・中之島の国立国際美術館で開催中の「開館50周年記念プレ企画 コレクション1:私/行為」が、11月3日に閉幕する。

本展は、2027年に開館50周年を迎える同館が、その節目を前に所蔵品を通して近現代美術の展開を振り返る企画の第1弾だ。そのコレクションでもっとも古い1890年代制作のポール・セザンヌの作品から、1960年代半ばまでの作品を紹介。パブロ・ピカソ、ヴァシリー・カンディンスキー、マルセル・デュシャン、アルベルト・ジャコメッティ、白髪一雄、田中敦子ら、80人を超える作家による約140点が集結する。
展覧会の軸となるのは、制作の主体としての「私」の確立と揺らぎ、そして美術における「行為」の変容だ。また、従来の美術史において周縁化されてきた女性作家にも注目。最終章では、戦後美術に重要な足跡を残した女性たちの作品を取り上げ、美術史の語られ方そのものを問い直す。
会期:2026年7月19日~11月3日
会場:国立国際美術館 地下2階展示室
住所:大阪府大阪市北区中之島4-2-55
開館時間:10:00~17:00(金曜は~20:00)※入場は閉館30分前まで
休館日:月(11月2日は開館)
料金:一般430円 / 大学生130円 / 高校生以下・18歳未満・65歳以上無料 ※11月3日は無料観覧日。同時開催の「笹本晃 ラボラトリー」の観覧券でも入場可能




































