「恵比寿映像祭2026」が開催。今年のテーマは「あなたの音に|日花聲音|Polyphonic Voices Bathed in Sunlight」【2/3ページ】

 メイン展示プログラムは東京都写真美術館全フロアを使い、写真、映像、サウンド、パフォーマンスなど多様なメディアを横断し、人類学的な視点から「声」「環境」「記憶」「誤読」をテーマに展開。地下1階では「移動」を起点にしたサウンドスケープが広がり、2階展示室では、言語や社会のルールを再考しながら「ズレ」や「誤解」から生まれる表現の可能性を探る。

 東京都写真美術館3階では、東京都写真美術館の継続事業として2023年に始動した「コミッション・プロジェクト」を紹介。日本を拠点に活動するアーティストを選出し、新たな映像作品を成果として発表するとともに、第2回コミッション・プロジェクト特別賞受賞作家・小森はるかによる特別展示を実施する。

 恵比寿ガーデンプレイスセンター広場と恵比寿スカイウォークでは、デジタルとアナログの境界を横断する実験的プロジェクトを展開。インターネット・アートの先駆者エキソニモと、個人と集団のアイデンティティに着目したFAMEME が、都市空間に映像表現をインストール。屋外でしか体験できない「偶発的な出会い」を生み出す作品群が、訪れる人に提示される。

編集部