建築家・磯崎新の没後、国内初となる大規模回顧展「磯崎新:群島としての建築」。11月1日より水戸芸術館で開催【4/4ページ】

 そして、本展の開催地である1990年3月に開館した水戸芸術館も重点的に紹介する。同館建築を画一的な近代建築を批判し、建築の根源的価値を再考するポストモダン建築の理念と実践を結実させた磯崎の代表作としたうえで、水戸芸術館を、出品作品のひとつとして「展示」。あわせて刊行する『水戸芸術館ガイドブック』(監修・執筆:五十嵐太郎/デザイン:イスナデザイン)を手に館内外をめぐり、磯崎建築を体験できる。

水戸芸術館 1990年竣工 「Arata Isozaki: In Formation」(2023)展示風景 Courtesy of Power Station of Art, Shanghai

編集部