蔦屋重三郎と浮世絵の歴史を特集。千葉市美術館で「江戸の名プロデューサー 蔦屋重三郎と浮世絵のキセキ」が開催
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 千葉市美術館設立のきっかけとなったのは、幕末の浮世絵師・渓斎英泉(1791〜1848)の錦絵を集めた今中コレクションを、1985年に千葉市が入手したことだ。このコレクションを契機に、浮世絵は千葉市美術館の収集において重要な位置を占め、国内でも有数の浮世絵コレクションをもつ美術館として知られている。

喜多川歌麿『潮干のつと』 1789(寛政元年)頃 千葉市美術館蔵
鈴木春信 (三十六歌仙)藤原仲文 1767-68(明和4-5年)頃 千葉市美術館蔵 ※6/22まで展示