平成まで続いた「見世物」の世界を体感!「見世物大博覧会 現代編」

見世物小屋で実際に使われていた資料を集めた特集展示「見世物大博覧会 現代編」が、国立歴史民俗博物館(千葉)で開催される。会期は4月18日〜7月17日。

絵看板 マキツギ 志村静峯作 昭和30年代 個人蔵

 国立歴史民俗博物館(千葉)で3月20日まで開催されていた「見世物大博覧会」。そのテーマを引き継ぎ、より近現代に特化した展示を行う「見世物大博覧会 現代編」が同館で開催される。

 本展では、1990年代半ばまで見世物小屋を開いていた安田興行社が使用していた絵看板や、「人間ポンプ」「火炎放射」などの小道具類のほか、ビラ・写真・ポスターなど、実際に見世物小屋で使われていた資料の数々を展示。盛り場や祭りの喧騒の傍らで、平成の時代まで脈々と受け継がれてきた「見世物」の世界を体感できる。

 会期中には、本展の展示品の多くの所蔵者でもある京都文教大学教授・鵜飼正樹をゲストに迎え、「最後の見世物小屋芸人」とも呼ばれた人間ポンプ・安田里美の記録映像の上映会も開催される。

編集部

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