橋爪彩がアップデートする西洋絵画と女性像。京都で個展開催

京都のイムラアートギャラリーにて、橋爪彩(はしづめ・さい)の個展「This isn't Happiness」が開催中だ。会期は4月8日まで。

Les amies パネルにエマルジョン地、油彩 100×130cm 2016

 橋爪彩は、女性の姿などをモチーフとした作品で知られるペインター。名画から引用されたモチーフやポーズと現代の女性像を組み合わせ、独自の世界観を展開する。

 2013年に具象絵画を制作する若手アーティストに贈られる「絹谷幸二賞」を受賞し、香港、イタリア、シンガポールでも展覧会を開催するなど、国内外で活動。書籍の装丁や広告のビジュアルなども手がけ、幅広い領域で活動している。

 本展では、2010年から継続して取り組んでいる、伝統的な西洋絵画のアップデートを試みるシリーズの新作を中心に発表している。シリーズ名の「After Image」とは「残像」の意味。過去の「虚像」となってもなお賛美され続ける、西洋の伝統的な名画に対するアプローチとして制作された作品群が展示されている。

編集部

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