2021.7.7

中谷芙二子監修の「霧」を抜けて。よみうりランドで「Pokémon WONDER」がオープン

株式会社ポケモンは、自然の中に隠れている「ポケモン」を探す、ネイチャーアドベンチャー「Pokémon WONDER(ポケモンワンダー)」を、よみうりランドにて7月17日にオープンする。

「Pokémon WONDER(ポケモンワンダー)」より、中谷芙二子が監修した霧
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 株式会社ポケモンは、7月17日より広大なフィールドの中に隠れたポケモンを探す体験型のイベントネイチャーアドベンチャー「Pokémon WONDER(ポケモンワンダー)」を開催する。

 会場となるのは、よみうりランドの公開されていなかった自然エリア。マップに記載されている調査ノートをもとに、4500平米という広大なフィールドを歩き回り、各エリアに隠れているポケモンを探すというものだ。

会場のひとつである「ワンダーフィールド」

 ポケモンの石原恒和代表取締役社長は、この「Pokémon WONDER(ポケモンワンダー)」について、「ポケモンのなかでももっとも原初的な体験」だと話す。「ポケットモンスター」の原点は原作者・田尻智が少年時代に熱中した昆虫採集であり、子供から大人までポケモンを通じて自然の豊かさを感じてほしいという思いのもとでこのプロジェクトは生まれた。

「Pokémon WONDER(ポケモンワンダー)」より、草の間に隠れるナゾノクサ

 フィールド内には、自然素材を使ってつくられた50種類を超えるポケモンが生息している。そのポケモンを探すルートの途中にあるのが、「霧の彫刻」で知られるアーティスト・中谷芙二子が監修し、中谷のスタジオ「プロセスアート」が制作した2ヶ所の霧だ。

中谷芙二子が監修した霧

 これまでの作品制作で培われた技術を生かしたこの霧。天候によっては前がまったく見えなくなるほどの濃度となり、都会では味わえない体験となる。

 デジタルのイメージが強いポケモンだが、今回は五感を駆使して体験するこれまでにないものとなった。中谷の「霧に浸って五感を開放し、全感覚を使って霧と戯れることを通して、”自然を子供たちに返したい”」というコンセプトとの合致が、今回のコラボレーションへとつながったという。ポケモンとともに、その道中も楽しんでほしい。

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