『ポケモンカードゲーム』とは、1996年10月に誕生したトレーディングカードゲームのこと。ゲームソフト『ポケットモンスター』シリーズの世界観をテーマとしたこのカードは、11言語に翻訳され、74もの国と地域で親しまれてきた。また、日本発祥としては一番長い歴史を持つトレーディングカードゲームでもある。
カードにはそれぞれ効果があり、自分の好みに合わせてデッキを構築する楽しみに加え、そのデッキを使って相手と戦略的な対戦を繰り広げる面白さがある。対戦の始まりと終わりには「挨拶」や「握手」が交わされるなど、対面ならではのコミュニケーションも魅力だ。
また、カードのパックを開封してそのラインアップを見る楽しみや、様々なポケモンのイラストを眺める楽しみなど、カードを手にする人の数だけ楽しみ方があるのもこのゲームの特徴と言えるだろう。
そんな『ポケモンカードゲーム』のイラストの世界をさらに広げるために、ゲーム誕生以来初となるイラストグランプリが行われている。
イラストのテーマは、「ポケモンのいる風景」。リザードン、ピカチュウ、ヤドンといった10種類のポケモンから1匹を選び、森や街などの風景の中に描くというもの。グランプリ受賞者には賞金30万円とともに、受賞作品を実際のポケモンカードにして贈呈される。そして各賞の受賞者だけでなく、優秀な作品を制作した応募者は、『ポケモンカードゲーム』の公認イラストレーターとなる可能性もあるという。
2002年から『ポケモンカードゲーム』のイラストを手がける斉藤コーキは、「毎回、どんな感じに仕上がるかな~と化学変化を楽しみにしつつ、身近な日常風景や自然の中にポケモンが存在したら『こんな感じかな?』と自問しつつ描き続けています。みなさんもぜひ『楽しんで』描いてください。Have fun!」とインタビューで語り、制作過程を公開中だ。
世界の人々を楽しませてきたこのゲームの魅力と世界観をさらに広めるべく、「我こそは」と思う方はふるって応募してほしい。