ISSEY MIYAKE MENのデザイナーを約6年間務めた高橋悠介が独立し、新たに立ち上げた「CFCL」。同ブランドが2月17日より東京ミッドタウン内のイセタンサローネにてポップアップをスタートさせた。
ブランド名の「CFCL」は、「Clothing For Contemporary Life(現代生活のための衣服)」の頭文字。3Dコンピューター・ニッティングの技術を中核に据え、時代に左右されない衣服を提供することをコンセプトに、衣服としての機能性や環境への配慮、最適な国産素材の選択、流通経路の透明性なども追求するブランドとして注目を集めている。
今回のポップアップでは、高橋が国際的に活動するアートデュオ「エルムグリーン&ドラッグセット」とコラボレーションした展示を見ることができる。
エルムグリーン&ドラッグセットは、ベルリンを拠点とするマイケル・エルムグリーンとインガー・ドラッグセットが1995年からスタートさせたデュオ。パフォーマンスやインスタレーション、彫刻、映像など多様なメディアを用い、現代社会のもつ力の意味を、その破壊までをも視野に入れながら追究している。
ポップアップでは、立体作品《Supermodels, Fig. 22》を展示。同作は西洋近代抽象彫刻と、ポップで漫画的な形状を融合した立体作品で、新たな理想の体型をユーモラスな方法で提示している。スーパーモデルであるこの立体作品が、CFCLのコンピュータープログラミングニットでデザインされた服を着用。ここでしか見ることができない展示となっている。
なおポップアップではISETAN SALONEの別注品を含め、CFCL Vol.1の全コレクションをラインナップ。斬新なアイテムとアートを一度に楽しみたい。