琵琶湖の南、信楽の山中に位置するMIHO MUSEUM。パリ・ルーヴル美術館のガラスピラミッドを手がけたイオ・ミン・ペイによる建築設計でも広く知られる美術館だ。
同館のコレクションは、エジプト、ギリシャ・ローマ、アジア、中国、朝鮮、古代アメリカなどの古代美術や仏教美術、茶道美術をはじめ、絵画、漆工、陶磁器などの日本古美術をあわせて約3000件から構成されている。
その春季特別展「MIHO MUSEUMの現代美術」が、事前予約制にて開催される(3月13日~6月13日)。本展は、創立者の小山美秀子が収集した近現代の作品を紹介するもの。
本展では、そのコレクションから岸田劉生、バーナード・リーチ、河井寛次郎、黒田辰秋、棟方志功などの近現代の作品が一堂に並ぶ。展示総数約70件のうち、約60件が初公開作品という貴重な機会だ。