1000年を超える歴史を誇る京都の伝統産業。2019年から「ディズニーキャラクターを京都伝統工芸で表現」をテーマに、「ディズニー/京都伝統工芸シリーズ」の制作が進められてきた。
その成果を一堂に集めた展示会が、京都伝統産業ミュージアムMOCADギャラリーで開催される。会期は2月16日~23日(2月9日追記:本展は新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言の京都府における延長を受け、開催を延期します。延期時期は改めて発表される)。。
本展では、14社が制作した「ディズニー/京都伝統工芸シリーズ」の作品を多数展示し、一部販売も実施。コロナ禍で伝統産業が厳しい状況にあるなか、その新たな魅力を発信することを目指す。
芸舞妓の衣裳制作などを行ってきた「おか善」は、貴重な『ファンタジア』の原画を再現した京友禅の振袖を発表。また日本最古の和傘屋「辻倉」は切継ぎという高度な技術を用い、ミッキーマウスとミニーマウスを表現した和日傘などを制作した。
そのほかにも、京うちわや清水焼、ハンドバッグ、お香、ロウソク、扇子、「京象嵌」を施したアクセサリーなど、様々な工芸品とディズニーキャラクターのコラボレーションが実現。作品は各社の店頭やウェブサイトのほか、ECサイト「47クラブ」でも販売されている。京都伝統工芸の新たなかたちを、この機会に手に取ってみてはいかがだろうか。