オラファー・エリアソン展の展示風景が公開。都現美の臨時休館延長で

3月14日に開幕予定だった東京都現代美術館の「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」。その展示風景が公開された。同展は、新型コロナウイルスによる臨時休館のため未だ開幕していない。

「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景より、オラファー・エリアソン《太陽の中心への探査》(2017) Courtesy of the artist and PKM Gallery, Seoul Photo by Kazuo Fukunaga

 3月14日より開催予定だったオラファー・エリアソンの大規模個展「ときに川は橋となる」(東京都現代美術館)。その展示風景が公開された。

「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景より、オラファー・エリアソン《あなたに今起きていること、起きたこと、これから起きること》(2020)
Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles
Photo by Kazuo Fukunaga

 同展は、人間の知覚を問うインスタレーション作品のほか、環境問題についてのリサーチやプロジェクトで知られるアーティスト、オラファー・エリアソンの日本では10年ぶりとなる大規模個展。エリアソンの再生可能エネルギーへの関心と、気候変動への働きかけを軸に構成され、植物や木を用いたインスタレーション、光と幾何学に対する長年の関心が反映された彫刻、写真のシリーズ、公共空間への介入をめぐる作品など、多くが日本初公開となる。

 すでに作品は設置されているものの、新型コロナウイルスの影響で展覧会の開幕は延期。臨時休館は4月12日までとなっている(3月27日時点)。

 今回公開された展示風景には、新作であり本展タイトルと同名である《ときに川は橋になる》(2020)をはじめ、暗闇に虹を再現する初期の代表作《ビューティー》(1993)、過去20年間の氷河の大きな変化をとらえた《溶ける氷河のシリーズ 1999/2019》(2019)などが含まれておる。まずは画像でその様子を楽しみ、開幕を願いたい。

「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景より、オラファー・エリアソン《ときに川は橋となる》(2020)
Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles
Photo by Kazuo Fukunaga
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景より、オラファー・エリアソン《ビューティー》(1993)
Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles
Photo by Kazuo Fukunaga
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景より、オラファー・エリアソン《溶ける氷河のシリーズ 1999/2019》(2019)
Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles
Photo by Kazuo Fukunaga
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景より、左からオラファー・エリアソン《9つのパブリック・プロジェクトの記録写真》、《昼と夜の溶岩》(2018)、《溶ける氷河のシリーズ 1999/2019》(2019)
Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles
Photo by Kazuo Fukunaga
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景より、左からオラファー・エリアソン《あなたの移ろう氷河の形態学(過去)》(2019)、《メタンの問題》(2019)、《あなたの移ろう氷河の形態学(未来)》(2019)
Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles
Photo by Kazuo Fukunaga
 
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景より、オラファー・エリアソン《クリティカルゾーンの記憶(ドイツ-ポーランド-ロシア-中国-日本)no. 1-12》部分(2020)
Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles
Photo by Kazuo Fukunaga
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景より、オラファー・エリアソン《サステナビリティの研究室》
Courtesy of the artist Photo by Kazuo Fukunaga
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景より、 オラファー・エリアソン《人間を超えたレゾネーター》(2019)
Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles
Photo by Kazuo Fukunaga
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景より、オラファー・エリアソン《おそれてる?》(2004) Kunstmuseum Wolfsburg, Germany
Photo by Kazuo Fukunaga
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景より、オラファー・エリアソン《サンライト・グラフィティ》(2012)
Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin; Tanya Bonakdar Gallery, New York / Los Angeles
Photo by Kazuo Fukunaga

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