2019.1.10

ヴェネチア・ビエンナーレで注目のアーティスト。アンネ・イムホフがテート・モダンで大規模なパフォーマンスを発表へ

2017年のヴェネチア・ビエンナーレでドイツ館代表作家となり、金獅子賞を受賞したアンネ・イムホフが、テート・モダンのパフォーマンス・プログラム「BMW Tate Live」に登場する。会期は2019年3月22〜31日。

アンネ・イムホフ《ファウスト》(2017)より © Photography: Nadine Fraczkowski Courtesy: the artist and German Pavilion 2017
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 2017年に開催されたヴェネチア・ビエンナーレでドイツ館代表作家として金獅子賞を受賞したアンネ・イムホフが、イギリスのテート・モダンでのパフォーマンス・プログラム「BMW Tate Live」に登場する。

 アンネ・イムホフは1978年ドイツ生まれ。現在もベルリンとフランクフルトを拠点に活動している。ヴェネチア・ビエンナーレではパフォーマンス作品《ファウスト》を発表し、連日鑑賞のために行列ができるなど、同ビエンナーレではもっとも大きな注目を集めた。また、これまでハンブルガー・バーンホフ(ベルリン)やMoMA PS1(ニューヨーク)などでもパフォーマンス作品を発表してきた経歴を持つ。

 イムホフは本展のために、孤独やテクノロジー、アイデンティティなどに対する現代的な不安を表現する新作を発表。元石油貯蔵庫だったタンクという広大な空間を、複数のチームで作品へと変容させるという。

アンネ・イムホフ ファウスト 2017 © Photography: Ugo Carmeni Courtesy: the artist and German Pavilion 2017