2019年、開館20周年を迎える福島県の諸橋近代美術館。それを記念して、19年から20年にかけて3つの企画展が同館で開催される。
磐梯会津高原に位置する同館は、シュルレアリスムを代表する画家、サルバドール・ダリの絵画・彫刻・版画などの作品約340点を所蔵する、世界屈指の所蔵数を誇る美術館だ。磐梯山を臨む美しい庭園に囲まれた空間のなかで、数々の名品を堪能することができる。
そんな同館の開館20周年企画展の第1弾となる「シュルレアリスムとダリ」展(仮)は、フランス・パリで起こった20世紀最大の思想運動「シュルレアリスム」に焦点を当てて展開されるもの。
数々の名品とともにその発足を溯ることで、シュルレアリスムのあり様や当時の芸術家たちの実験的な制作技法を探り、また、サルバドール・ダリが当時いかなる存在であったのかを知ることができる。