「バウハウスへの応答」展が京都国立近代美術館で開催。日本におけるバウハウスの受容と展開の歴史性を視る
ドイツで誕生した芸術学校・バウハウスの今日的意義を再考する国際プロジェクト「bauhaus imaginista(創造のバウハウス)」の一環として、「バウハウスへの応答」展が京都国立近代美術館で開催される。会期は8月4日〜10月8日。
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バウハウス創設100周年に際して、ドイツにおける記念事業「Bauhaus 100」の主要プログラムの一つである国際プロジェクト「bauhaus imaginista」の一環として、「バウハウスへの応答」展が京都国立近代美術館内のコレクション・ギャラリーで開催される。
本展は、ドイツで生まれたバウハウスの教育理念とカリキュラムが、日本やインドという場において、どのように受容され展開されたのかという点に注目。約100点もの関連資料や記録、当時の学生の作品などによって、その足跡をたどるもの。
バウハウスは、美術と建築に関する教育を行う芸術学校として、1919年にドイツ・ヴァイマールに設立された。その教育内容は、工芸、写真、デザインなどを含む総合的かつ先進的なものとして、ドイツ国内のみならず、世界に大きな影響を及ぼすものだった。学校として存在し得たのはナチスにより1933年に閉校されるまでのわずか14年間だったものの、その革新的な活動は、今日もなお強い存在感を持つ。
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ミサワバウハウスコレクション蔵
本展は、バウハウスの教育理念が拓いた社会刷新の可能性と重要性、グローバル化とローカリティの関係性、そしてそれを踏まえた文化や交流の多様性を見ることによって、今日の日本の教育現場を再考する機会となることを狙う。
また、本展を開催するにあたって、スウェーデンのマルメを拠点とするルカ・フライと、ロンドンを拠点とするオトリス・グループの2組のアーティストが新作を制作。いずれも、日本とインドにおけるバウハウスの受容と展開の歴史性をテーマにしたものだという。
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